本日は男女共同参画参画週間講演会に行ってきました。
講師はエンパワメントセンター主宰の森田ゆりさんです。「聖なる魂」「子どもと暴力」など多数著作されています。
演題は「子どもの安全と安心 わたしたちにできること」です。
聴衆を受容する姿勢と落ち着いた声で、講演は始まりました。
特に印象に残ったのが、体罰に関する話です。
1979年世界で初めて、法律で体罰を禁じたスウェーデンで、「子どもがうける体罰の禁止」の未曽有のキャンペーンにより、1960年代の親の90%以上が体罰をしたことがあったのが、2000年代には10%になったこと。それに伴ってDV・子供同士の諍いなど様々な暴力も減少したとのことです。
身体的虐待の大半は、躾という名目でおこなわれる体罰がエスカレートしたものであり、「体罰=親の本気」ではなく「体罰=親の思考停止」であり、体罰以外の躾の効果がうすくなるということ。
体罰にかわる躾とは、5秒でも10秒でも「待つ」ことであること。
子どもの安全と安心を保障するために誰でもが出来る最も効果的なことは、「傾聴」であること。
姿勢を向け、目を合わせるなどの全身をつかう能動的傾聴
否定、分析等でない、共感的な受け答えを伴う共感的傾聴 の姿勢をもつこと
「ふーん、例えばその時どうだった?」という具体的傾聴 が大切であること。
など、もっとたくさんの話題がもりこまれた2時間でした。
特に印象に残った事項をあげさせていただきました。
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